お船は長崎の松島に向かっております。
海は一週間ほどシケてましたが、ようやっと波が緩んでおりまする。
一週間まえの土曜日に、揚げ荷の後に大分に着岸させてもらって休んでいたのですが、大分駅前の温泉銭湯に行ったんですよね。
420円で「っあぁっ……」の超至福(笑)
下関の銭湯より40円お安い。
銭湯といえば必ずと言っていいほどどこでも、指名手配犯のポスターが貼ってあるのですよ。
これ、わたくしが子供の時から貼ってあるレギラーメンバーのお写真、ですよ。
温まった身体を拭きながらですね、眼の前にあったそのポスターを眺めていたわけなんですが…
「この人ら、見つかんのかな?? はぁ顔も変わっとるじゃろうし、整形だってしとるかわからん。
街ですれ違ったとしても、銭湯で面と向かって浸かってたとしても、その人とは思わんじゃろうな…。」
つい一週間前に、心でそう囁いたわけなんですが…
おや??
その中の一名が、昨日のニュースになっておられますね。
へぇ〜っ、見つかるもんなんじゃなぁ…。
桐島さん。
ま、自己申告のようであられますけどもね。
癌の末期、最後ぐらいは自分の名前で…ということで告白されたようですけども。
一生、人の目から隠れ続ける人生って、どんなかったんじゃろうね…。
なんの犯人だったかさえも覚えてはおりませぬが、死ぬ前についに告白するということは、重たいプレッシャーだったんでしょうね…。
少しは楽になったんでしょうか…??
しかし…、人の人生は、それで終われるものではないのでありまする…。
人は、一度死ぬことと、死んで後さばきを受けることが定まっていると、聖書は告げておりまする。
すべての人は、生きかえりまする。
そう信じておられないクリスチャンのかたも、一派として、おられるのは存じておりまするけども。
神が永遠の苦しみを与えるなど、残酷なそんなことをするわけがない。
不義者は、存在しなくなるのだ、…と。
消えてなくなれるのならば、むしろ幸せであったろうに…。
いや、せめて生まれてこなかったほうが良かったとも、言えましょう…。
不義者が消えてなくなれるのならば、神の御子が人となって来て、しかも十字架にかかる必要なんてなかったでしょうに…。
神の法廷も、さばきも、罰則もなかったでしょうに…。
消えてなくなれるのですから。
だがしかし
死、そのものが、黄泉とともに永遠のゲヘナの火の中に棄てられるのでありまする。
死にたくても死ねなくなるのでありまする。
消えたくても消えれなくなるのでありまする。
神は残酷なるまでに、必ず、あらゆる不義を罰せられまする。
神、だからであります。
義、正しさの極み、であられるからであります。
だから!
一人として滅びることを望まないで、永遠のいのちを得させんがため、神の御子が人となって来て、われらの罪の一切を背負い、呪われる者となってくださったのではありませんか!
だから!
神の御子、このかたの死と、死を打ち破って復活なさったこのかたを信じる者の一切の不義が…、
なんと神に敵対していたわたくしたちの背きが、全く赦される道が必要だったのではありませんか!
神、だからであります。
愛、憐れみの極み、であられるからであります。
死ねなくなる世界で、そして消滅できなくなる世界で、しかも愛と義が満ち満ちている世界であるにも関わらず、神と聖徒たちから隠れながら生き続けるなんて…。
永遠に…。
想像もしたくありませぬね…。
神は招いておられまする。
定めの日は必ずまいります。
あなた様はどうか…いのちを選んでくださいませ。
「たとえあなたたちの罪が緋のようでも、雪のように白くなれるのだ。」
「見よ、罪を取り除く神の小羊。」